えっ!エンジンがかからない

 車を運転中に見受ける対向車の運転者は、老若男女問わず皆マスク姿です。コロナ禍の影響なのでしょう。
軽自動車から大型ワゴンまで、今や働くママ達のドライバーも珍しくなくなりましたね。

今回は初心者ドライバ-のママ達が経験するであろう、知ってるようで知らないお話です。
・・とある日の車中、あまりの暑さに喉の渇きを覚え、思わず立ち寄ったコンビニ。車のエンジンを切り、何気なく触れてしまったハンドルでしたが、その時は気にも留めずにドアをロックして、迷わずお店でアイスコーヒーを注文。
 駐車中のドアを開錠して乗車後、冷たいコーヒーを一気飲みします。「あぁ生き返った!」

さて、自宅に戻ろうと「エンジンスタートボタン」を押してみるが反応なし。「えっ!エンジンがかからない」ではありませんか。
よくよくスタートボタンを眺めると、緑色に点灯していて、ボタンを押すと電源は入るもののエンジン点火の気配すらない。

これこそが「ハンドルロック」という盗難防止機能で、車にキーが差し込まれていない状態でハンドルを回したときなどに自動的にハンドルが動かなくなる機能です。ハンドルロックは車の盗難には確かに役に立つ機能ですが、この日のように、意図せずロックをかけてしまうこともあります。車からの乗り降りの際に、膝やかばんなどが稀に大きくハンドルが回ってしまい、ハンドルロックがかかることもあるそうです。
・・・ということで、意外にママ達には知られていない「ハンドルロック解除の方法」を備忘録としてお伝えします。

車がスマートキーの場合、シフトレバーの位置を「P」にしてハンドルを回しながら「エンジンスタートボタン」を押すだけです。また、原因がスマートキーの電池切れというケースもあるとか。電池切れの場合もエンジンは始動しないので、ハンドルロックと間違いやすいトラブルにもなるそうです。この場合、スマートキーの中に格納されている予備キーがあるので、それでドアをあけてリモコンでプッシュスタートを押すとエンジンが始動するそうです。

スマ-トキ-が一般的となった今、ハンドルを回しながらエンジンキ-をかけるこれまでの操作は、既に頭の中からはすっ飛んでいました。

蛇足ながら、最近の車は「セキュリティアラーム機能」も搭載していて、予期せぬ誤操作で警報音が鳴りやまず、解除までに慌ててしまったというお話もお聞きしました。修理工場に聞くと、車種によってセキュリティアラームの止め方が異なるので、セキュリティアラームに関する取扱説明書を事前に読んで理解しておく必要があるそうです。
通常、スマートキーを使わなかったことが原因であれば、スマートキーや内蔵キーを用いて、正規の方法で解錠することでアラームが止まります。また、エンジンを始動することでアラームが止まるそうです。スマートキーを持っていればエンジンをかけることが可能ですから落ち着いてエンジンをかけることが必要ですね。ご注意ください❗