コロナ禍で子どもの摂食障害が増えている

新聞報道によれば、「国立成育医療研究センター」の発表で、「摂食障害」と、新たに診断された20歳未満の患者が、2020年度は前年度に比べ約1.6倍に増えているとのこと。
 拒食症といえば、男性より女性に多く、とりわけ若い世代の人に見受けられるという印象をもちます。
 その背景には「生活環境の変化によるストレス」が原因で、症状は、「疲れやすい」などの身体症状、睡眠障害などの体の症状、そして、「自尊心の低下」など、心の症状もあらわれるそうです。

 摂食障害は、本人が病気であることを認めず、医療機関での受診が遅れがちになること。だから、周囲の家族や学校など、子どもへの気づきのアンテナを高くもつことが必要です。

見附市で実施している「小児生活習慣病予防健診」は、将来の生活習慣病の発症を予防することを目的に、小学4年生と中学1年生の希望者に実施している重点事業です。市HPによれば、受診者の3割以上で、有所見者がいる結果となっているようです。

令和3年度見附市の保健と福祉より抜粋

幼児、児童生徒ともに、適正体重の維持が、目標値を減少する傾向が伺え、心身ともに、大人になる前に、重大な問題を残しかねないことが懸念されています。

「子ども食堂」は、家族との共食が難しい子ども達に、食事の楽しさを伝え、食に関する理解を深めるという、本来の形が、コロナ禍で、その役割を十分に果たせていないのが現状です。
「みつけ・ふれあい食堂」は、新型コロナウィルスがなんとか終息し、また、みんなで「いただきます」が出来るまで、地域のみなさんのご支援のもと、調理ボランティアさんの手づくりお弁当の配食は続きます。(^^)