家族の介護を担う「ヤングケアラー」

今朝方の新聞に、「ヤングケアラー」の問題の現状と支援についてが取り上げられていました。
高齢化と核家族化が進む中、深刻な問題として取り上げられてきた高齢者同士による「老老介護」と「認認介護」については、ある程度知っていたものの、「ヤングケアラー」といわれる未成年者が「大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどをおこなっている」という現状を知り心が痛みます。

 核家族化が進み、ひとり親家庭の増加により、必然的に親の世話をしなければいけない環境に置かれている子どもも多くいます。また、大家族でも、働き盛りで多忙な親世代の代わりに子どもが祖父母の介護を担う家庭もあります。成長過程にあるこういった時期に、家事や家族の介護に負われる子ども達は、学業のみならず、健康面の影響や、友だちと遊ぶ時間が奪われ、コミュニケーション能力の欠如につながる可能性が危惧されます。

報道によれば、ヤングケアラーを早期に発見し支援につなげるため、教育委員会の担当者だけでなく、医療機関のソーシャルワーカーやケアマネージャー、児童委員、そして子ども食堂のスタッフなど地域や民間も対象にした研修を行っていくとのこと。

みつけ・ふれあい食堂の月1回のお弁当。身の周りで、こういったこども達にお気づきでしたら、ご家族の分と併せて、ご予約願い、あたたかいお弁当をお届け頂けたらありがたいと思います。  ₍ ◟̑◞̑ ₎

みつけ・ふれあい食堂6月のお弁当受付「6月4日開始」です。